人生を大切に生きる指標として、
【死ぬ時に悔やまぬように】
【後悔しない生き方】
といった【後悔しない】ことを重要視する
言葉がよく使われたりします。
【もっと、こうしとけばよかった。】
【みんなにはこんな後悔してほしくない。】
なんて気持ちが、【後悔】する未来を何がなんでも回避せよと
警鐘したくなる気持ちに拍車をかけ、
先駆者たちが口を揃えて
【後悔しない生き方をしろ!絶対後悔してはならない!】
と訴えているのかと思います。
成功者で、どんどん【失敗】しろ、
どんどん【挫折】を味わえばいいと、
【失敗】【挫折】を恐れない人でも、
【後悔】はものすごく嫌います。
多分、どのネガティブワードより、
一番悪のレッテルを貼られてるのではないかと思う
この【後悔】という単語。
驚きのパラドックスなのですが、
【後悔を恐れない】
【後悔してもいいや。そこからまた何か学ぼう】
くらいに思って生きていれば、
後を引きずるような後悔なんて起きません。
これについて理解を深めるため、
2つの思考を解説します。
【目的思考】と【苦痛回避思考】です。
どちらも大切な思考なのですが、使い分ける必要があります。
まず、
【苦痛回避思考】です。
これは、今現在の苦痛に対して発動すべき思考です。
今間違いなく起きている苦痛があるなら、
それを全力で回避するためにできることを考えるための思考です。
【指から血が出てて痛い】とか
【森で熊に遭遇した】とか
目の前に怒っている大ピンチに対して、
回避するために何を考え、どう行動すべきか、
瞬時に使わなければならない思考です。
生きていくために、超重要な思考、
それが【苦痛回避思考】です。
それに対して、
【目的思考】は、
目的から逆算して、現在の自分の考え方や行動、
あり方を、割り出す思考です。
引き寄せ、目標達成、ビジネス等に
とても役立つ思考です。
ヴィジョンや天命と繋がると、
より一層洗練されます。
自分の人生を大きく捉えた時に、
どういうあり方でいるか、どう取り組むか
決めるために必要になる思考です。
なので、そもそもの【目的】事態が、
真の【目的】でなかったら、
もったいない使い方にもなります。
この二つの思考を、使い分ける必要があります。
その使い分けのポイントは、
【苦痛回避思考】は、未来と過去に
使っても無意味ということです。
【過去に痛い経験をした。】
【未来に痛い経験が待っているかもしれない。】
これに対して【苦痛回避思考】を使うと、
挑戦する力を失います。
機会損失につながります。
自分の制限を外せなくなります。
【苦痛回避思考】を使うのは、
いまここでまさに起きてる苦痛(ネガティブ)にのみ
有効で、それ以外はデメリットしかありません。
そして、
【後悔しないように】というのは、
【苦痛回避思考】に陥りがちなのです。
【後悔しないように】を【目的思考】にしっかり変換させると、
人生におけるヴィジョンやあり方が言語化し始めます。
【後悔しない人生とは】から
【天命を生きる人生とは】
【ありのままを生きる人生とは】
【自分らしく生きる人生とは】
に変換された時、逆に【後悔ない人生】への道が開けます。
【苦痛回避思考】を【目的思考】に変換させる方法も、
現在の思考がどちらからくる思考なのか観察するだけで、
簡単に習得できるようになります。
コーチングでは、この思考のアシストを行います。
思考の整理に役立ちますし、セルフコーチングが上達します。
【苦痛回避】と【目的思考】

コメント