【やる気スイッチ】

恭呼の日記

取り組む気になれない(やる気が出ない)状況を打開して
積極的な気持ちを鼓舞するような契機となるもの、
という意味合いで用いられる表現に
【やる気スイッチ】という言葉があります。

この【やる気スイッチ】、あまり重要でないと思っていました。
元々の性格が、はっきりしており、
やりたいことはやるし、
やりたくないことは絶対やらないので、
いちいちスイッチ押さなきゃやらないことは、
やるまでもないと思っていたからです。

なので、【やる気スイッチ】?
やりたいことでなく、やりたくないことを無理して
やっておられる方の、【無理矢理スイッチ】でしょ?
私には、関係ないやって以前は思っていました。

ただ、これを不用意に押す人に出会ってしまいました。
先日も、突然押されました。
無自覚に、ポチっと押してくるのです。

私の【やる気スイッチ】はハートの真ん中にあります。
昔はどこにあるかも知りませんでした。
しかも、スイッチは、温感センサーで反応するのか、
ハートが満たされて、充足感を感じた時に
ポチっとオンになります。

他にもいろんなところに【やる気スイッチ】は
埋め込まれているのですが、一番押されて心地よいのが、
ハートの真ん中にある【やる気スイッチ】です。

先日は、その方にPDFの添付メールを送り、
「届きました。ありがとうございます。」と返信が来た瞬間に、
ポチっとオンになりました。
一ヶ月ぐらいでこなそうと思っていた
To do リストを全部一晩でこなしてしまいました。
普段の一万倍やる気がみなぎるのです。
この麻薬的な現象はなんだといつも驚きます。

元々、やる気は人一倍あり、なんでもテンポ良くこなす方です。
でもスイッチ押されたら、桁違いなんです。

その方は、過去に何度か私の【やる気スイッチ】を
無作為に押しました。最初に押された時は、人生に不貞腐れていて、
絶対にもう一生懸命生きてやるもんかと拗ねてた時に押されました。
片手間で生きても、私は、苦労してきた分、器用にできるから、
今更情熱的に生きてやるものかと思っていた時の事でした。

やるべきことなんて何も持っていない状態で、
【やる気スイッチ】だけオンになりました。
何もやることない時の、【やる気スイッチ】オンは、焦ります。
何をしていいかわからないのです。でもしたいんです。
最初、その人のためになることを探して率先してやるようにしました。
また、ためになれることはないかと探るようなこともしました。
でも、あまり必要とはされていませんでした。笑

そして、自分が喜びからできること、世の中のためにできること、
そんなことを一から探そうと思えるようになり、進み直しました。

そしたら、過去の経験やスキルの活かし方も見えてきました。

そして、気づきました。
その人がしていたことがまさにコーチングです。
私がありのままで居ることを肯定し、自発的に自分のゴールへ向かわせる。
とっても自分に合ったコーチを見つけていたのです。

今では、【やる気スイッチ】を定期的に押してほしいので、
会える機会をなんとかして作り出しています。
勝手に自分専属のコーチと認定して、勝手に喋りかけて、
勝手に【やる気スイッチ】を押してもらってます。

なぜだかわからないのですが、
その人の前では、自分1人でいる時以上に
自分が素直な本音を喋るのです。
拗ねてた私のハートが、その人に会うと、
饒舌に楽しそうに自分の好きな事を語るのです。
その人の作り出す空気感の中にいると安全安心を感じ
飼い主の側でぬくぬく寝ている猫の気分になります。

名コーチですね。

私のなりたいコーチ像、そのものです。

全ての人にとってそのようになれる事はないと思いますが、
みなさん、自分自身や、大切な人の名コーチには十分なれると思います。

大切な人の【やる気スイッチ】押しちゃいましょう。
スペシャル素敵な人から【やる気スイッチ】押されちゃいましょう。
押したり、押されたりする喜びに、目覚めちゃいましょう。

コメント